現役エンジニア (メーカー勤務10年 → 某大手電機会社 勤務)
子供の頃RPGツクールに触れて独学でプログラミングを習得
AI研究、ゲーム、キャンプが生きがい
こんにちは、ちょらすかです。
関東で久々に降雪予報が出ていてましたが、皆さん雪道を歩くのは慣れていますか?
雪の降らない地域の方の中には「ちょっと自信ないかも・・・」って思われている方も
いるかもしれません。
そこで今回は北海道出身の僕が正しい雪道の歩き方について解説していきます。
雪道で歩くときに滑る要因はなぜ?
雪道を歩くときに滑る要因は以下です。
- 雪はアスファルトと比較して摩擦が小さい
- 一般的な歩き方は足裏の摩擦を頼って移動している
言葉では伝わりにくいので図にしてみました。
通常歩くときには地面に
- 進行方向に前進するために地面を蹴る足からかかる「蹴り出す力」
- 転ばないため出した足からかかる「踏み込む力」
の2つの力がかかります。
それぞれの力の横方向の成分が地面との「摩擦力」を超えてしまうとグリップを失って
滑ってしまう訳です。
ちなみに雪道の滑りやすさはアスファルトと比べておよそ1.6~4倍にもなります。
(参考に使用した摩擦係数はタイヤとアスファルト、積雪路のデータです)
タイヤと路面の接触面に働く摩擦力と、接触面に垂直に作用する圧力との比で、このときの比例定数を摩擦係数(μ:ミュー)といいます。
一般的には、舗装路のドライ路面がμ=0.8前後、同ウエット路面が0.6〜0.4、積雪路が0.5〜0.2、氷結路が0.2〜0.1とされています。
出典:DUNLOP タイヤ関連用語集
では滑らないためにはどうしたらいいのでしょうか?
雪道で滑らない歩き方は「ペンギン歩き」
道で滑らないようにする歩き方は「ペンギン歩き」をすることです。
これは皆さんも結構聞かれたことあるんじゃないでしょうか。
ではペンギン歩きをするためのコツはどういったものがあるのか確認していきましょう。
圧雪アイスバーンも歩ける!ペンギン歩きのコツは2点
ペンギン歩きのコツは2点あります。
コツの1点目は「前重心であること」です。
下の図のように重心が通常の位置だと出した足を踏み込んだ時に地面に対して斜めの力が
かかります。
一方、前重心にすることで踏み込み位置と重心位置が重なります。
これにより地面に対して垂直に力をかけられるようになり、結果として横方向の力の成分が
なくなるので滑る要因をなくすことができます。
コツの2点目は「歩幅を小さくする」です。
これも横方向の力の成分をなくすアプローチになります。
大股で歩けば早く歩けますがその分地面を蹴り出す力が大きくなります。
反対に小股であるけば歩く速度は遅いですが地面を蹴り出す力が小さくなりますよね。
これによって更に滑る可能性を減らすことができます。
ペンギン歩きができない場合は道具に頼ろう
僕自身ペンギン歩きを他の人に教えたことが何回かありますが
「そんなこと言われても簡単にできないよ」
という人がいることがあります。
そういう場合は無難に道具に頼っちゃいましょう。
簡単に靴に装着できて滑りにくくなるグッズが各社から出ていますので1度試してみては
いかがでしょうか?
値段も手ごろなものが多いですよ!
〇靴サイズ 23.5~26.0cm用
〇靴サイズ 26.0~29.0cm用
コロナ禍の現代ではただでさえ病院が込み合っているので、転んで骨折して駆け込んでも待ち時間が非常に長くなる可能性もあります。
こういうグッズを揃えておけば、いざ雪が降っても安心できますね。
まとめ 慣れない雪道は慎重に歩こう
今回は雪道の滑らない歩き方について解説しました。
なかなか試す機会はないかもしれませんが、ここで解説したことを覚えておけば滑って転ぶ可能性を減らせると思います。
脳内でシミュレートしていつ雪が降っても大丈夫なようにしておきたいですね。
雪国の田舎あるあるですが、普通に雪道をおじいちゃんが超低速で自転車で走ってます。
毎回実家の窓越しに「すげぇ~」って感心しながら見てました。
あれが本物の雪道ガチ勢なのかも・・・?
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